妊娠発覚!!
いつ、なんて報告しよう。
あまり早く報告して妊娠が継続できなかったらどうしよう。
まだ新人なのに・・・
迷惑をかけてしまうかな・・・
嬉しい反面、いろいろな不安や心配がありますよね。
わたし自身も転職して2年目で妊娠発覚し悩んだ経験もあります。
また流産の経験もあり、あの時走らなければよかった、
重いものを持たなければよかったと後悔した過去があります。
(妊娠初期の流産の80%は受精卵と言われているため直接は関係ありません。)
この記事を読むとわかること
・妊娠報告の適切な時期とその理由
・妊娠報告の方法
・妊娠発覚~産休までの働き方
・産休前に有休はもらえる?
妊娠報告の適切な時期
妊娠報告の適切な時期は
産婦人科を受診し心拍が確認できる妊娠7~8週に報告するのがベストであると考えます。
妊娠が継続できるか不安だし安定期に入ってから報告したいな
と思う方もいると思います。
看護師が妊娠発覚から早めに報告すべき理由 5つ
- 胎児に影響する可能性がある業務を避けるため
- つわりや切迫流産で仕事を休む可能性があるため
- 夜勤などの勤務調整、業務内容の調整を行うため
- 赤ちゃんになにかあったときに後悔するため
胎児に影響する可能性がある業務を避けるため
体位変換・移乗などの力仕事
抗がん剤等の薬品の取り扱い
感染症患者の看護
放射線を使用した治療の介助
看護師の仕事は、色々な危険が付きもの。
そのため、心配される方は、妊娠が発覚した時点で報告されることをおすすめします。
妊娠時手術室勤務であった私は、
・イメージ(放射線)を使用する整形外科・泌尿器科等の手術
・長時間手術の器械出し
・器械展開(器械のコンテナが重いため)
これらを免除してもらっていました。
つわりや切迫流産で仕事を休む可能性があるため
つわりの症状や重症度には個人差があります。
一般的に、妊娠初期はお腹に赤ちゃんが居ることは外見から分かりにくいものです。
そのため、無理して働かざるを得ない作業を依頼されたり、体調不良の理解が得られにくかったりするものです。
また重症なつわりや切迫流産などで入院を要する場合があります。
急な休みなどが必要になる可能性があることを管理者側は把握しておきたいと考えます。
余談ですがわたしは、呼吸器外科手術の器械出しの最中に具合が悪くなり、その後妊娠が発覚しました。
夜勤などの勤務調整、業務内容の調整を行うため
シフト管理をする師長や代わりに夜勤に入ってくれるスタッフにとっても急な勤務変更は喜ばれません。
妊娠初期の早めに伝えて、希望の勤務・業務配置にしてもらう必要があります。
手術室勤務の私は、オンコールを外してもらいました。
何時に呼ばれるか分からない、緊急手術が放射線を使用するかもしれない 等の理由です。
赤ちゃんになにかあったときに後悔するため
妊娠報告を済ませていれば、危険な業務から外してもらうことが可能です。
腹痛(おなかの張り)や出血など不安なことがあれば、産婦人科診察時に必ず相談してください。
医師が勤務時間の短縮や休業、業務緩和が必要と判断した場合、母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)を記載してくれます。
自分で業務緩和等を申し出にくい場合は、母健連絡カードを通じて申し出ることができます。
母健連絡カード参考ページ
私は妊娠初期に出血があり、母健連絡カードを利用して1週間自宅安静をしました。
結果無事に出産までたどり着くことができました。
妊娠報告の方法
伝える場所やタイミング
上司にアポイントをとり、報告できる環境を整えましょう。
雑談をするわけではなく、今後の働き方にも関係する報告であるため環境を整えましょう。
報告の内容
- 妊娠したという事実の報告
- 現在の妊娠週数
- 出産予定日
- 今後の働き方について
私の病院では、産婦人科で書いてもらう妊娠証明書の提出を求められました。
妊娠報告後、上司より夜勤免除等に必要な書類を貰い提出しました。
1番最初に師長(上司)から報告をしましょう
自身が報告する前にほかの人から伝わることは避けましょう。
シフト管理者や業務調整者がほかにもいる場合にはその人たちにも報告する必要があります。
信頼している同僚にも早めに伝えておくと協力を得られることがあり、心強いです。
その他のスタッフにも勤務交代や代わりに危険業務についてもらう可能性があるので早めに伝えておくhほうがいいと思います。
妊娠報告の注意点
妊娠は喜ばしいことですが中にはそう思わない人もいることを理解しなければなりません。
不妊治療や流産経験などがある方など妊娠報告を100%心から祝えないこともあります。
また妊娠したことによりできなくなった仕事を周りのスタッフが補わなければならないため喜ばしく受け入れられないこともあります。
「デリケートな問題であるため、職場では妊娠の喜ばしいことを話す際には、相手から聞かれた時にしましょう。」
妊娠発覚~産休までの働き方(仕事を続ける場合)
妊娠中の夜勤
病院側は基本的にいつまで夜勤してもいいです。
日本の労働基準法では、妊娠中の労働者には特別な保護があります。
医師からの指示があれば、夜勤や時間外労働を免除することが可能です。
万が一夜勤免除が認められない場合は
産婦人科医に相談し、母健連絡カードを利用してみましょう。
とはいっても夜勤をしないと大幅に給料が減ってしまうのが看護師の給料事情です。
気になるお金のことを公開中です。あわせて読んでください。
妊娠期と夜勤の関係
妊娠初期(1~3ヶ月)
夜勤のような体に負担のかかる勤務は避けることが推奨される場合があります。
妊娠初期は体調が不安定な時期であり、つわりや体調不良が起こりやすいです。この時期は特に安静が大切です。
妊娠中期(4~6ヶ月)
妊娠中期は比較的安定していることが多く、夜勤をしている方もいます。
しかし、妊娠中期でも個人差があり、疲れやすさや睡眠の質に影響が出ることがあるため、体調をよく観察する必要があります。
妊娠後期(7~9ヶ月)
胎児への影響も考慮する必要があり、後期に夜勤を避けるよう指導することが一般的です。
妊娠後期になると、お腹が大きくなり、体の負担が増えます。
「何よりもお腹の赤ちゃんを大切にすることが一番だと考えます。」
わたしは流産した経験があり、仕事が大変だと赤ちゃんが大丈夫か不安でした。
エンジェルサウンズを使うことで簡単に赤ちゃんの心音を確認できるので、
不安を抱えずに安心して過ごすことができ、ストレスを軽減する助けになります。
産休前に有休はもらえる?【筆者体験談】
正直しぶられました!!(勤務している病院、上司によると思います)
一人目の時は、
「有休の最低取得日数が足りているからとらなくて大丈夫」
え・・・・・
結局妊娠34週までフルタイムで勤務しました。
産休に入る前の週まで心臓血管外科の外回りについたりしていました。
二人目の時は、
今度こそは有休をもらうぞという強い気持ちで上司に挑みました。
里帰り出産をすることもあり、2週間の有休を貰い産休に入ることができました。
妊娠中は、体調や仕事の都合で休むことが必要になる場合もあります。
自分が休むということは、誰かが代わりに働いてくれていることを理解し、感謝の気持ちを持つことが大切です。
妊娠しているからといってサポートされるのは当たり前だという気持ちではなく、
周りの協力に対して感謝を示すことが、職場の良好な関係を維持するためには重要です。
日頃からの積極的なコミュニケーションや真面目な勤務態度が、周囲の理解と協力を得るための基盤となります。
まとめ
- 妊娠報告は心拍確認後の7~8週頃行う(早く報告することに越したことはない)
- 妊娠報告は上司から行う
- 妊娠期間中のお仕事はおなかの赤ちゃんを優先する
- サポートしてくれる周りのスタッフに感謝する
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