第108回 午前47問:術後の看護
胸腔ドレーン挿入中の患者の看護で適切なのはどれか。
1.ミルキングは禁忌である。
2.持続的に陽圧となっているか観察する。
3.ドレーンチューブに触れた後は手指衛生を行う。
4.ドレーンバッグは挿入部より高い位置に設置する。
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3. ドレーンチューブに触れた後は手指衛生を行う。
スタンダードプリコーション!患者や患者周囲の器具に触れたら手指衛生!
なんなら触れる前も、手指衛生!
ドレーンチューブは体の中と交通しているます。
1.ミルキングが禁忌なドレーン
・膵管チューブ
膵液が逆流して腹腔内に漏れ出る可能性があるから
・脳室、脳槽、スパイナル(腰椎)ドレナージ
ドレーンチューブに圧をかけると、ドレーンの先端が脳実質や脊髄実質を吸着してしまう可能性があるから。
2.持続的に陽圧になっていることを観察する・・・・!!!!???
胸腔ドレーンは陰圧または水封のみ!でも基本陰圧がかかっています。
4.ドレーンバッグは挿入部より高い位置に設置する。
水は高いところから低いところに流れますよね?
高いところに置いたら逆流して、逆行性感染のリスクがあります。
第101回午後45問:呼吸・循環・体温調整
胸水貯留時の胸腔ドレナージ法で正しいのはどれか。
1.ドレナージ中は輸液を行わない。
2.胸腔ドレーンは水封にして管理する。
3.呼吸困難が消失するまでドレナージをする。
4.歩行時には胸腔ドレーンのクランプは行わない。
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2. 胸腔ドレーンは水封にして管理する。
水封にすることで胸腔から排出された空気が胸腔に逆流しないようにできる。
1.ドレナージ中は輸液を行わない。
ドレナージによる体液や蛋白の喪失を補う目的で輸液することが多いです。
3.呼吸困難が消失するまでドレナージをする。
胸腔ドレーン抜去のタイミング
・原因疾患の治癒 ・排液減少 ・漿液性の排液 ・エアリーク消失 ・レントゲン検査で肺の虚脱なし
4.歩行時には胸腔ドレーンのクランプは行わない。
胸腔内圧の変化を防ぐため、歩行時には胸腔ドレーンのクランプ(遮断)をする。
となっていましたが近年は、遮断すると緊張性気胸になる可能性があり、クランプ不要とされています。
第99回 午後41問:感染防止対策
開胸手術後の胸腔ドレナージの管理で正しいのはどれか
1.水封室には滅菌精製水を入れる。
2.吸引圧は20cmH2O以上とする。
3.水封室水面が動かないことを確認する。
4.排液ボトル内の水面はチューブ挿入部と同じ高さに保つ。
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正解は・・・・
1. 水封室には滅菌精製水を入れる。
水封室は、外気が胸腔内に流入するのを防ぐ目的である。
水封室には、滅菌蒸留水を規定量注ぐ。
2.吸引圧は20cmH2O以上とする。
吸引圧は一般的には-10~-15cmH2O程度で設定(医師の指示)
3.水封室水面が動かないことを確認する。
水封室の水面は患者の呼吸に合わせて動く=呼吸性移動
動かない場合には適切なドレナージとなっていない可能性があります。
4.排液ボトル内の水面はチューブ挿入部と同じ高さに保つ。
排液ボトルは低く保つ。同じ高さだと逆流の可能性あり。
お疲れさまでした!
毎日頑張っている皆さんなら、国家試験は、問題をよく読めば合格できると思います!
実習と国試の勉強の両立は難しいので、実習の内容に関連付けて覚えていきましょう。
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