【看護師の妊娠報告はいつ?】心拍確認前後のベストなタイミングと夜勤への対応

妊娠報告はいつ?妊娠中の働き方と産休までの流れ 手術室看護師の転職
  • 「妊娠がわかったけど、いつ報告すればいいの?」
  • 「まだ新人なのに、迷惑かけちゃうかも…」
  • 「つわりがしんどくて夜勤がきつい…」

妊娠は嬉しい反面、職場への報告や働き方で不安になることも多いですよね。
特に看護師は夜勤や力仕事など、妊娠初期でも負担が大きい業務がたくさんあります。

この記事では、
看護師の妊娠報告のベストなタイミングや夜勤への対応、報告時の注意点について、現役看護師の経験をもとにわかりやすく解説します。

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結論|妊娠報告は「心拍確認後の7〜8週目」が理想

結論からお伝えすると、妊娠報告は心拍が確認できる7~8週目頃がおすすめです。
ただし、体調や業務の内容によっては、それよりも早く伝える方が安心な場合もあります。

✔️ポイント:

理由|早めの妊娠報告が必要な4つのケース

① 胎児への影響を避けるため

看護師の仕事には、以下のような負担の大きい業務が含まれます。

  • 夜勤や長時間立ちっぱなし
  • 重い患者さんの移乗・体位変換
  • 感染リスクの高い処置
  • 抗がん剤ホルマリンなどの取り扱い
  • X線の使用

妊娠初期の無理は、流産や体調悪化の原因にもなりかねません。
職場に早めに伝えておくことで、母体と胎児を守るための配慮が可能になります。


② 急な体調不良に備えるため

妊娠初期はつわりや出血、切迫流産のリスクもあります。

職場が妊娠を把握していないと、無理をして悪化させてしまうことも。
報告しておけば、急な休みや早退にも理解が得やすくなります。
また、業務内容も無理のないようなものに変更してもらいやすくなります。

私自身、器械出しの最中に立ち眩みがひどくて気を失いかけました。
それ以来、外回り看護師を担当することになりました!


③ 夜勤や業務内容の調整が必要

母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)を利用すれば、以下のような対応を依頼できます。

  • 夜勤や時間外労働の免除
  • 重い物を運ぶ業務の制限
  • 通勤時間の短縮や休憩の確保

産婦人科で医師に書いてもらい、職場へ提出することで、法的根拠をもって業務調整が可能になります。

私も2回とも利用しました。
出血があったり、お腹が張ったりすることもあったので、
器械展開や患者の移乗等を免除してもらっていました。


④ 周囲とのトラブルや後悔を防ぐため

妊娠を隠して働いていると、体調不良やミスが重なり、
「なぜ早く言ってくれなかったの?」と職場でトラブルになるケースもあります。

早めに報告することで、

  • 周囲の理解やサポートを得やすくなる
  • 産休・育休の準備もスムーズに

妊娠は自然なこと。報告に遠慮する必要はありません。

妊娠報告のコツと注意点

▶︎ まずは直属の師長に報告を

まずは、所属部署の師長に伝えましょう。
報告時は以下を意識するとスムーズです。

  • 業務の引き継ぎや体調の見通しも併せて伝える
  • 相談ベースで話すと、相手も受け入れやすい
  • 「いつ頃から業務に配慮が必要か」も明確に
  • 産休・育休の予定

▶︎ 他のスタッフへの報告は上司の指示を仰ぐ

職場の雰囲気によっては、妊娠を喜んでくれる人ばかりではないかもしれません。
伝えるタイミングや範囲は、上司と相談して慎重に決めるのがベストです。

妊娠中の夜勤はどうする?【時期別の注意点と対処法】

病院側は「いつまで夜勤OK」というスタンスが多い

実際のところ、病院によっては妊娠中でも夜勤ができるならOKというスタンスが多いのが現実です。
しかし、日本の労働基準法では妊娠中の女性には特別な保護があり、医師からの指示があれば夜勤や残業を免除してもらえる権利があります。

夜勤がつらい・体調に不安がある場合は、
産婦人科で「母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)」を発行してもらいましょう。

それでも、
「夜勤手当がないと収入が激減してしまう…」
という看護師さんも多いのではないでしょうか?

✅ 妊娠中の収入や制度についてはこちらで詳しく解説しています
👉 妊娠中でももらえる給付金や手当まとめ(看護師向け)


妊娠時期と夜勤のリスク【3段階で解説】

妊娠中の夜勤は、妊娠の時期によって影響や注意点が異なります。

🔹 妊娠初期(1〜3ヶ月)

  • つわりや体調不良が起こりやすい不安定な時期。
  • 長時間勤務や夜勤は流産のリスクを高める可能性も。
  • 医師から「夜勤を避けるように」と指示が出ることもあります。

🔸 なるべく体を休め、無理のない勤務が大切です。


🔹 妊娠中期(4〜6ヶ月)

  • 体調が比較的安定し、夜勤を続ける看護師もいます。
  • ただし、疲れやすさや睡眠の質に影響が出る場合も。
  • 無理せず、自分の体調を第一に考えた判断を。

🔸 夜勤を続けるなら、事前に医師とよく相談しましょう。


🔹 妊娠後期(7〜9ヶ月)

  • お腹も大きくなり、体への負担が急激に増加。
  • 胎児への影響もあるため、多くの医師が夜勤の回避を勧めます。

🔸 この時期は夜勤免除や休暇取得を検討するのが理想的です。


経験談:私が流産を経験して感じたこと

実は、わたし自身も妊娠初期に流産3度も経験しました。

当時は「迷惑かけたくない」と無理をしてしまい、
赤ちゃんの状態に不安を感じながらも、我慢して働いていました。

それ以来、次の妊娠では自分と赤ちゃんを守るために、「無理は絶対にしない」と心に決めました。


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不安を和らげるために、私は「エンジェルサウンズ」で赤ちゃんの心音をこまめに確認していました。
これが本当に心の支えになり、ストレスがぐっと減ったと実感しています。

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産休前に有休はもらえる?【実体験と後悔ポイント】

「産休に入る前、有休ってちゃんと取れるのかな…?」

そんな疑問を抱えている方も多いと思います。
実は筆者も、一人目と二人目で対応がまったく違いました。


一人目のとき:まさかの「有休いらない」扱い…?

上司に「産休前に有休を取りたいです」と伝えたところ…

「有休の最低取得日数はもう達成してるから、取らなくてもいいよ」

……え?

当時の私はそれ以上強く言えず、妊娠34週までフルタイム勤務

最後の週まで、心臓血管外科でバリバリ外回りをしていました。
正直、「もっと自分と赤ちゃんを大事にすればよかった」と後悔しています。


二人目のときは“交渉”して2週間の有休取得!

次こそは絶対に有休を取る!
という強い決意で上司に再交渉。
「里帰り出産もあるため、有休を2週間お願いしたい」と丁寧に伝えた結果…

産休前にしっかり有休を取得できました!

この経験から感じたのは、「妊娠中の働き方は、事前の準備と伝え方が大事」ということ。


職場の協力を得るには?感謝と普段の姿勢がカギ

妊娠中はどうしても体調やスケジュールが不安定になります。
誰かに業務を代わってもらうことも増えるかもしれません。

そのときに大切なのは…

「感謝の気持ち」をきちんと伝えること。
「妊婦だから配慮されて当然」ではなく、日頃からの誠実な態度。

そういった積み重ねが、上司や同僚の信頼につながります。


それでも環境が合わないなら…“転職”という選択肢も

「頑張って話しても理解してもらえない…」
「妊婦に優しくない職場で、これ以上は無理かも…」

そう感じたら、無理をせず環境を変えることも大切な選択肢です。

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まとめ|妊娠報告は“あなたと赤ちゃんを守る第一歩”

妊娠報告は、赤ちゃんと自分自身を守る大切なステップです。
看護師という責任ある仕事だからこそ、無理せず、しっかり準備して報告しましょう。

✅ おすすめの行動ステップ

  1. 妊娠が分かったら、心拍確認を目安に上司へ報告
  2. 医師の指導があれば、母健連絡カードを職場に提出
  3. 業務内容や夜勤についても相談・調整

あなたの妊娠と仕事が、どちらも安心して進められるように──。
この記事がその一助になれば幸いです。

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